住宅診断(ホームインスペクション)
住宅診断とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が第三者的な立場から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、概算費用などを見極め、アドバイスを行う専門業務です。住宅の購入前や、自宅の売り出し前にホームインスペクションを行うことで、建物のコンディションを把握し、安心して取引を行うことができます。また、不動産仲介業者が物件の状況を消費者に明らかにするために利用するケースも増えています。診断の方法は、目視で、屋根、外壁、室内、小屋裏、床下などの劣化状態を診断するのが基本です。
さらに、目視では確認できない構造体や建物内部を専用の機材を用いて行う詳細診断もあります。近年の中古住宅の流通促進、リフォーム、リノベの普及などにより、住宅診断は急速に普及しています。
家の鑑定・査定をする
「住んでいる家を売りたい!」、「中古の家を買いたい!」そんな時に頼りになるのが不動産鑑定士です。不動産鑑定士は、不動産の鑑定評価に関する国家資格であり、不動産の価値に関する高度な知識を持った専門家です。
たとえば、自宅を売却する場合、「自分が希望する販売価格は妥当なのか」、あるいは「仲介業者が提示する販売価格は適正なのか」を、第三者の立場から評価します。また、中古物件を購入する場合も、その価格が適正か否かを客観的に判断することができます。物件の状態をより詳細に把握できる住宅診断(ホームインスペクション)と併せて利用する事で、より安心して取引を行うことができます。
住まいの省エネ診断
「電気代やガス代の請求書を見てびっくり!」、そんな経験はありませんか?普段こまめに節約しているにも関わらず、光熱費が下がらない。その原因は暮らし方やライフスタイルではなく、住まいそのものにあるかもしれません。たとえば住まいの断熱性や気密性の違いによっても、住まいのエネルギーコストは大きく変わってきます。そのままでいいのか?改善できる余地はあるのか、その場合はどうするのか?太陽光発電の設置や、断熱工事、設備の交換など、住まいの省エネへのアプローチは様々です。より効率的な家計のエネルギー収支を目指して、まずは専門家による省エネ診断からスタートしてみませんか。